ハンガリーと国交断絶 

会長の長谷川です。9月に入って、朝晩はかなり涼しくなりました。そのせいか、妻は風邪を引いてしまいました…昨日から大学で授業が始まったので、私も健康管理には気をつけないと。

さて、久々の更新記事ですが、ブログ「アララトの国から」と同じ内容です。しかし、先週アルメニアにとって大きな外交問題が起こったので掲載します。

アルメニアはハンガリーとの国交を断絶しました!
理由は、8年前にアルメニア人を殺したアゼルバイジャン人を、最近ハンガリー政府が本国に送還したことです。

ニュース記事:エレバンで抗議デモ「ハンガリーよ、さようなら」

いくら敵国同士といっても、他国での訓練中に、寝ている人を斧で殺すなんて残酷な事件です。当時、現場にはアルメニア軍人がもう一人いて、犯人のアゼルバイジャン軍人は、直後に彼も殺そうとしたそうです。そして、裁判では、「自分がやったことに全く後悔はない」と話したそうです。

当然、ハンガリーで無期懲役の判決が下されたのですが、アゼルバイジャンに送還されるとすぐ恩赦が与えられて自由の身になりました。更には、英雄扱いされているそうです。おいおい、それはちょっとアカンやろ!

戦場での話ならまだしも、この事件は、被害者が誰であろうとただの殺人。その殺人犯を釈放して英雄扱いするのは間違っています。今、アルメニア人のアゼルバイジャンに対する怒りや憎しみは頂点に達しています。そして、その犯人を送還してしまったハンガリーに対しても怒り狂っています。

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抗議デモが行われたハンガリー領事館前。罵詈雑言が書かれた紙が張られ、投げつけられた野菜などが落ちています。掲げられていた国旗も燃やされてしまいました。

ハンガリー政府は、まさか犯人が帰国後そんなに優遇されてしまうとは思っていなかったのか、アゼルバイジャンとそのような同意があった上で送還したのか分かりません。しかし、結果的にアルメニアの凄まじい怒りを買ってしまいました。

「確かに、これはひどい!」と、さすがに基本的に中立でいる私も、今回ばかりはアルメニア人の気持ちが理解できます。とにかく、争っている国との関係が悪化し、新たに他国との関係を絶つという事態は、アルメニアにとって残念なことです。

しかし、8年前の悲惨な殺人事件も、今回のように両国が緊迫した状態になってしまうのも、ナゴルノ・カラバフの領土問題、そしてそれを巡る戦争が元々の原因です。戦争には決してならないよう、お互いに冷静に対応してほしいと思います。

ニュース記事:アルメニア大統領「アゼルバイジャンと戦争の用意ある」

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